
『ひとくちぱくり』木曽秀夫、文渓堂、1992 amazon
ほがらか村の生きものたちは、みんな仲良しです。
お散歩中に大きな大きなすいかを見つけて、みーんなよだれを、たらりんたらりん。わにさんが、しっぽで10個に切り分けてくれました。
最初に、小さなありさんが、ひとくち「ちくり」と食べました。
次に登場したげじげじ虫さんも、ひとくち「かじり」、ちゅうちゅうねずみさんも、ひとくち「ちゅくり」と食べます。
小さなありさんから、長いへびさん、とらさんや大きなかばさんまで、いろいろな動物たちが次々とすいかを食べていく様子が、1つの生きものにつき見開き1ページを使って描かれています。
「ひとくち」と言っても、ありさんのひと口と、わにさんやかばさんのひと口では、全く違っていることが一目でわかる、かわいくてユーモラスな絵が、魅力的です。
また、「こつこつ きつつき、ひとくち こつり」「つるつる つるさん、ひとくち つるり」など、それぞれの動物の食べ方の特徴をリズミカルな文で表現しているので、声に出して読むにもおすすめです。
読んだ後で、絵本には登場しない動物についても、すいかをどんな食べ方をするか想像したり、絵に描いてみたりしても楽しいですよ!
にこっとポイント
- ほがらか村の動物たちが、すいかを切り分けて食べることに! 動物それぞれの特徴を捉えた食べ方が楽しい絵本です。
- ひとくち食べた後のすいかに残る、動物それぞれの歯形にも注目です。
- 見返しに描かれた、すいかを使ったシンプルな顔のイラストも、ほがらかな気分になります。
(にこっと絵本 SATO)









