めをつむってごらん
よるがゆめで あかるいよ
谷川俊太郎さんの「よるのこどものあかるいゆめ」という詩に、うみカメラマンのむらいさちさんが写真をのせました。
『よるのこどものあかるいゆめ』たにかわしゅんたろう作、むらいさち写真、マイクロハウス、2017 amazon
ゆめはゆらゆらゆれながら
だれかがねるのをまっている
淡い透明感あふれる色彩の中に、小さくてかわいらしい生きものたちが写っています。
まどろむ時のゆらゆら揺れる感じが、海の中で生きる小さな生きものたちと重なります。
水は冷たいはずなのに、あたたかく包まれているように感じるのはなぜでしょう。
日常のせわしなさを忘れて、このゆったりとした世界に身を任せる想像をするだけで、リラックスできそうです。
お魚好きのお子さんは、図鑑のように眺めるのも楽しいかもしれませんね。
谷川さんの詩を耳で楽しんで、そして、ゆらゆら漂う感じを写真で楽しんで。子どもから大人まで、幸せな気持ちになれる作品かもしれません。
表紙カバーもめくってみてね。誰かが顔をのぞかせてるよ。
にこっとポイント
- 谷川俊太郎さんの「よるのこどものあかるいゆめ」という詩に、うみカメラマンのむらいさちさんが写真をのせました。子どもから大人まで、幸せな気持ちになれる作品かもしれません。
- 巻末には、「おやすみたいそう」があります。ストレスで少し弱っている方には、絵本と一緒にリラックスできる体操もおすすめです
(にこっと絵本 森實摩利子)