いつか起こるであろう、大地震。いざという時のために、備えなければなりません。
今日は、防災士監修の、小さい子から学べる作品をご紹介します。

『どうぶつポーズであそボウサイ』かなざわまゆこ作・絵、こがりょうこ監修、KADOKAWA、2025 amazon
どっしんどっしんと。大きなサイが歩いています。

揺れを感じたら、どうしたらいい?
うさぎにへんしん!

揺れを感じたときは、姿勢を低くしてうさぎのポーズ。
上から物が落ちてこないかな? 倒れてくる物はないかな? キョロキョロと見回して、安全な場所を見つけよう。

安全な場所を見つけたら、今度はねこにへんしん! ねこのように素早く低い姿勢で、移動します。
こんな風に、地震が起きたときにどう行動すればよいかを、動物の動きに見立てて教えてくれるんです。
防災で大切なのは、『体になじませること』なのだそう。くり返し経験するからこそ、災害時にパッと動けるようになるのです。
防災を日々の遊びに取り入れて、子どもの中に「楽しい、もう一度」を呼び起こすことで、いざという時に正しい行動をとることができるようになるわけです。
どうぶつポーズ、たとえば、安全な場所見つける・素早く動いて低い姿勢で移動・潜って首を守るといったもの― 一連の流れは、いざという時の大人の行動と同じですね。
にこっとポイント
- 地震が起きたときにどう行動すればよいかを、動物の動きに見立てて教えてくれる絵本です。
- おうち防災の3つのポイントは、(1)楽しく遊びながら何度でも(2)そもそもおうちは安全?(3) 成長に合わせて持ち出し袋も変身、だそうです。お子さんが小さいうちから、幼稚園や保育園での避難訓練で取り組んでみてはいかがでしょうか?
(にこっと絵本 森實摩利子)