児童館の幼児クラブのプログラムで、あそびの導入として読んだ絵本の中で、その後の活動にスムーズにつながった絵本や、親子に好評だった絵本を紹介します。親子でのあそびの前に、1冊読んでみてはいかがですか? その後のあそびの世界が、ぐっと広がるはず!
「ボールあそび」に『コロちゃんこうえんへいく』
『コロちゃんこうえんへいく』エリック・ヒル作、まつかわまゆみ訳、評論社、1993 amazon
主人公は、子犬のコロちゃん。とってもいいお天気なので、ママが、コロちゃんとカバコちゃんを公園に連れていってくれることになりました。
コロちゃんは、箱の中から、ボールを出してきましたよ!お友達のワニオくんもいっしょになって、ブランコやボール投げなど大はしゃぎで遊ぶのですが、ボールが池に落ちてしまって……。
ボールあそびへの導入ポイント
ボールあそびには、ボールと自分の距離感やボールの動きを予測する想像力、ボールをうまくつかみ、投げたり転がしたりするコントロール能力、幼児の運動神経の発達などに効果があります。
子どもたちは、好奇心旺盛でわんぱくコロちゃんに親しみを感じ、同じ目線で読み進めることができます。
また、コロちゃんと遊んでいるうちに、どこにでも転がっていってしまうボールの特性も知ることができます。ハプニングが起き「あっ、どうしよう!」と思ったら、一緒にしかけをめくって、次の展開を楽しめるのも魅力です。
ボールあそびへのきっかけに、コロちゃんと公園へお出かけしては、いかがでしょうか。
にこっとポイント
- コロちゃんとのボールあそびで、子どもたちのボールあそびへの気持ちが高まります。
コロちゃんしかけ絵本シリーズ
『コロちゃんはどこ?』『コロちゃんのおさんぽ』ほか多数あります。
(にこっと絵本 SATO)